遮熱効果を付与した金属用錆止めプライマー
防錆力が高く、かつ、安全性を持つ防錆顔料を配合した遮熱サビ止めプライマーは、強靱で、付着性に優れています。
さらに、塗膜に遮熱効果を付与したことで、従来にない遮熱性が得られます。
特長
- 環境を配慮した防錆塗料です。
環境を意識し、より安全性の高い防錆顔料を使用しています。 - 遮熱性を有しています。
遮熱サビ止めプライマーの塗膜が遮熱性を有しているため、遮熱塗料との組合せでさらに遮熱効果が得られます。 - 付着性に優れています。
特殊エポキシ樹脂の配合により、金属部への付着性に優れています。
用途
- 各金属部への錆止め用下塗り材
- 遮熱塗料の下塗り材
上塗適性
フローン床材、フローン防水材、屋根用塗料等
製品仕様
●容量・配合比
| 品名 | 容量 | 配合比 (重量比) |
|||
|---|---|---|---|---|---|
| A液 | B液 | セット | A液 | B液 | |
| 遮熱サビ止め プライマー |
15kg | 3kg | 18kg | 5 | 1 |
| 5kg | 1kg | 6kg | |||
| ソルエポ シンナー |
– | – | 4L | – | |
| – | – | 16L | |||
●一般物性
| 試験項目 | 試験結果 | 試験条件 |
|---|---|---|
| 外観 A液 B液 |
グレー色粘稠液 褐色粘稠液 |
|
| 色相 | グレー色(N-75相当色) | |
| 混合粘度 | 1000mPa・s | 23℃ |
| 可使時間 | 6時間 | 23℃ |
| 希釈割合 | 0~10% | ソルエポシンナー |
防錆効果
●ソルトスプレー500時間

| 下塗材 | 遮熱サビ止めプライマー | エポキシ系錆止め塗料 |
|---|---|---|
| 上塗材 | 2液型ウレタン樹脂塗料 | |
遮熱効果
| 下塗材 | 上塗材 | 表面温度 | 温度差 |
|---|---|---|---|
| 遮熱サビ止めプライマー | スーパートップ遮熱 | 52.0℃ | -16.8℃ |
| 2液エポキシ錆止め塗料 | アクリルウレタン樹脂屋根用塗料 | 68.8℃ | – |
上塗可能時間
| 温度 | 5℃ | 23℃ | 30℃ | 40℃ |
|---|---|---|---|---|
| 可使時間 | 10時間 | 6時間 | 5時間 | 3時間 |
| 最小塗装間隔 | 24時間 | 6時間 | 5時間 | 4時間 |
施工時の気温により、遮熱サビ止めプライマーは可使時間と最小塗装間隔が変動します。
また、商品によって最大塗装間隔が変わりますのでご注意ください。
(最大塗装間隔は施工時の温度によっては左右されません)
| 商品 | 実曝テスト | 最大塗装間隔 | |
|---|---|---|---|
| 2日 | 7日 | ||
| スーパートップ遮熱 | ○ | ○ | 7日 |
| シリコンクール | ○ | × | 2日 |
| ハイフローン | ○ | × | 2日 |
| ソルエポ90 | ○ | ○ | 7日 |
| AUコート | ○ | ○ | 7日 |
| パワフルフロアーⅡ | ○ | ○ | 7日 |
| フローンアクアエポ | ○ | ○ | 7日 |
| 水性フロアー | ○ | × | 2日 |
| フローン55・50 | ○ | ○ | 7日 |
| フローンフルトップ | ○ | ○ | 7日 |
| フローン22 | ○ | ○ | 7日 |
| フローン11 | ○ | ○ | 7日 |
| フローン01 | ○ | ○ | 7日 |
付着性
| 金属素地 | 付着性 | 金属素地 | 付着性 |
|---|---|---|---|
| 鋼板 | ○ | トタン | ○ |
| 黒皮 | ○ | カラートタン | ○ |
| ステンレス | ○ | ボンデ鋼板 | ○ |
| 電気亜鉛メッキ | ○ | ブリキ | ○ |
| 溶融亜鉛メッキ | ○ | アルミ | ○ |
| 下地塗料 | 付着性 | 下地塗料 | 付着性 |
|---|---|---|---|
| フタル酸樹脂塗料 | ○ | パワフルフロアーⅡ | ○ |
| フタル酸錆止め塗料 | ○ | フローン55 | ○ |
| ハイフローン | ○ | フローンアクアエポ | ○ |
| ソルエポ90 | ○ | ||
| AUコート | ○ |
標準工法
| 工程 | 材料名 | 使用量 kg/㎡ |
上塗可能時間 (23℃) |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 素地調整 | – | – | 必ず2種ケレン以上を実施して下さい。 (3種、4種ケレンでは不十分です) (下記、ケレンの状態、方法は素地調整の項目を ご参照ください) |
| 2 | 遮熱サビ止めプライマー ソルエポシンナー |
0.16 0~0.02 |
6時間 ~7日間 |
A液:B液=5:1(重量比)の割合で計量、混合、 電動撹拌機で撹拌後、必要に応じてソルエポシンナー にて0~10%希釈し、ハケ、中毛ローラーにて塗布。 |
| 3 | スーパートップ遮熱 トップ14シンナー |
0.15 0.02~0.03 |
4~48時間 | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、混合、 電動撹拌機で撹拌後、トップ14シンナーで10~20% 希釈し、中毛ローラーにて塗布。 |
| 4 | スーパートップ遮熱 トップ14シンナー |
0.15 0.02~0.03 |
– | A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、混合、 電動撹拌機で撹拌後、トップ14シンナーで10~20% 希釈し、中毛ローラーにて塗布。 |
素地調整
| 素地調整の程度 | 既存塗膜の状態 | 素地調整後の素地状態 | 工具および工法 | SSPC規格 |
|---|---|---|---|---|
| 1種ケレン | とくに腐食の著しい状態 | 塗膜、錆を完全に除去し、 ピカピカした金属面とする。 |
ブラスト法 | SSPC-SP5 SSPC-SP10 |
| 2種ケレン | 塗膜が劣化し、腐食の はなはだしい状態 |
塗膜及び錆を除去し、鉄肌 をあらわす。活膜が存在す る場合は、残す。 |
ディスクサンダーなど 動力工具とワイヤーブ ラシなど手工具の併用 |
SSPC-SP3 |
| 3種ケレン | 塗膜の殆どが活膜で部分的 に損傷や発錆が見られる 状態 |
全面に工具をあて劣化塗膜 を除去し、発錆部は錆を落 とし鉄肌をあらわす。 |
(同上) | SSPC-SP2 |
| 4種ケレン | 活膜であって変色・白亜化・ 付着物などが多い状態 |
粉化物および汚れを除去し 清浄にする。 |
ワイヤーブラシやサンド ペーパーなどの手工具 |
– |
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