長野市で防水工事業者選びの前に!シーリング材の種類とは?
シーリングは屋根や外壁のジョイント、サッシとの取り合いなどに、ゴムのような弾性材を充填し水を防ぐ防水システムです。建物には必ずといって使われているんですが、剥がれたり切断している住宅も見受けられます。知らず知らずのうちに雨水が内部へと回ってしまっているかもしれません。定期的な点検が必要です。もし、ご自身で剥がれなどが確認できるのであれば、業者に相談してみることをおススメします!
みなさんこんにちは、長野防水工事の相談室です。
防水工事のことや、事例などを掲載していきます。
まずは、シーリングの打ち替えについて工事の流れと共に解説していきます。
耐久性が高まるシーリング材と塗料
シーリングの劣化の症状は痩せや剥がれ、硬化などになります。施工してから7年以上経過しているのであれば劣化が進行しているかもしれません。症状は建物の立地環境によって違いますが指で押してみて適度な弾力があれば、まだまだ現役バリバリです。
シーリングはサッシ・ガラス廻りや、カーテンウォール・外壁建材をつなげたジョイント部分の目地に充填して、水密性や気密性、防音、断熱を確保する材料です。
経年劣化によって痩せや亀裂ができることで漏水の原因になるため、定期的な打ち替えが必要です。
今ではシーリング材や塗料の性能が良くなり、採用する塗料及びシーリング材によってはメンテナンスサイクルを延ばすことができます。
実際に塗料では20年、シーリングでは15年以上持つと言う商品も発売されています。
塗り替えを行う際には建物の利用を考慮して、どのような材料を採用するのか業者と相談しましょう。
外壁塗装を行う上で、塗料とシーリングの耐久年数が近い材料を選ぶことで、建物の生涯メンテナンス費用を抑えることができます。例えば、外壁塗装うためには足場などの仮設費が必要になりますが、数年後にまた、シーリングだけの工事を行うために足場などを設置するとなると費用が嵩んでしまいます。そのため、外壁塗装とシーリング工事を同時に行うことがほとんどです。
今では外壁に使われる塗料も高耐久なものが一般的になりつつあります。耐久年数で言うと15年以上もつものも珍しくありません。塗料は進化しつつあり、今後も発展を続けていくと思いますが、そんな状況にコーキング工事(シーリング)の現状はどうでしょうか。そもそも、そこまで細かい知識を持っている業者が少ないという現状もありますが、塗料の進化に伴いシーリングの性能も高耐久のものに変化させていく必要が出てきました。
そこで、今回ご紹介させていただくのが長期耐久型ハイクオリティーシーリング材です。これまでのコーキングの耐久年数は3~5年程度でしたが、オートンイクシードは20~30年と高い耐久性を発揮します!長期間安心がつづきます。
シーリングの打ち替え時期について
シーリングの打ち替え時に掛かる費用はそれほど高くないのですが、足場代が必要になります。これは塗装も同じで、外壁塗装でも、足場代が価格の割合の20%〜30%ほどを占めます。そのため打ち替え時には外壁や屋根のメンテナンスも同時に行うことが建物の生涯に掛かるメンテナンス費用を抑える事にも繋がります。
建築から10数年経過した住宅などは、打ち替えが必要な時期に来ていることが想定されます。
メンテナンス時期のサインである、外壁のツヤの欠損、日陰部分にコケの発生などが見受けられるようになっていれば、シーリング部分も点検することをおススメします。
建材の弱い所に、ジョイント部分があげられます。
建材同士をつなぐジョイントは、建材内部へとつながっています。
シーリングはこのジョイント部分を塞ぐことで、雨水の浸入を防いでいます。
そのためシーリングの劣化が進行し雨水が浸入してしまうと、建材内部が腐食し建材を痛めていきます。
シーリングの打ち替えは塗り替えと一緒に行うことが一般的です。
シーリングの種類
シーリング材には、様々な種類がありますが、建物の種類によって使い分ける必要があります。相性が悪ければ不具合が起こってしまいます。
シーリングを打ち替える際には既存の建材にあったシーリング材を使う必要があります。
シーリング材には不定型シーリング材と定形シーリング材があり、塗装工事で主に使われるシーリングは不定型シーリング材になります。
不定型シーリング材はペースト状の充填材でポリサルファイド系、シリコン系、変成シリコン系、ポリウレタン系、アクリル系、アクリルウレタン系などがあります。
それぞれに復元性や物性変化、充填後の収縮が異なるため、留意点を理解し使用材料を検討する必要があります。
また建物構造によって、2面接着及び3面接着と接着方法が変わります。
3面接着の場合、変形可動によって力が加わるとシーリングが切れることがあります。
現在、外壁へのシーリング打ち替えの場合、変性シリコン系のシーリング材を使用し、ガラス周りはシリコンを使うことが一般的です。
シーリング後に塗装を行う場合にはウレタンが良いのですが、施工に向かない建物もあります。
ウレタンは硬く変性のように伸びないためでコンクリートをはじめモルタル、タイル目地などに向いています。
シーリング材の種類と施工箇所
種類 | 材種 | 施工箇所 | |||
A種 | シリコーンシーリング材(1成分形)高モジュラス形 | ガラス方立工法、ガラス突付け | ガラスのとめ材 | ||
B種 | シリコーンシーリング 材(1成分形)低モジュラス形 |
企属製笠木目地 建具目地 |
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シリコーンシーリング 材(2成分形) |
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C種 | ポリサルファイドシーリング材(2成分形) | 建具周囲 コンクリート壁目地 タイル目地 |
プレキャスト コンクリート カーテンウォール |
石目地 | |
変成シリコーンシーリング材(2成分形) | |||||
変成シリコーンシーリング材(1成分形) | ー | ||||
D種 | ポリウレタンシーリング材 | ALCノパネル縦使い挿入筋工法の建具周囲 | |||
E種 | エマルション系アクリ ルシーリング材 |
ALC/パネル縦使い挿入筋工法の目地 | |||
F種 | 油性コーキング材 | 遮音壁取合い部 |
シーリング工事の工程・流れについて
シーリング工事はどんな流れで行われていくのでしょうか?トップライトの事例と共に解説していきます。
材料搬入
使用するシーリング材を搬入します。
管理基準としては、製造後6か月以内の物を使用します。
既存シーリング材の撤去
既存シーリングを撤去します。
細かなものまで、しっかりと取り除きます。
この際、清掃も行います。
養生
マスキングテープは目地を通しきれいに仕上げるために必要な工程です。
施工時に目地周辺が汚れるのを防ぎます。
この作業を行うことで、シーリングを正確に充填することができます。
またテープの種類も何を使うかを考慮します。
プライマー塗布
プライマーを塗布する際は、目地に合う刷毛を使用します。
被着面に、接着不良ない範囲にのみ塗布します。
塗りムラや塗り残しがないように均一に塗っていきます。
バックアップ材の浸入
バックアップ材は、目地の寸法の誤差を考慮して、隙間なく埋めることができるものを用意します。目地底がない時は治具で装填します。目地底にはボンドブレーカーを張り付けます。
シーリング材充填
プライマーが乾燥したら、目地幅にノズルを合わせシーリング材を充填していきます。
この際、目地底から隙間や打ち残りがなく、空気が入らないように行っていきます。
へらおさえ
目地に充填したシーリング材は可使時間内にへらで仕上げていきます。
へらにはさまざまな種類の物がありますが、形状に合わせて選定し内部まで力が加わるようにへらで押さえていきます。
この際、表面が波立たないように平滑に仕上げる必要があります。
養生撤去
へら仕上げ後、マスキングテープを剥がしていきます。
シーリングが硬化しはじめてから剥がしていくと、目地がきれいに仕上がらないだけではなく、硬化によって剥がすのが難しくなります。
使用材料
シーリング打ち替え後の材料です。
コーキング工事お任せください
昭和46年創業から約50年、防水工事やコーキング工事を数多く手掛けてきました。
公共施設や商業施設、企業様などの社屋や工場など、その実績は多岐に渡ります。
役所様や文教施設や企業の施設管理者さまからも多くのご相談を受け工事をしてまいりました。
戸建て住宅のバルコニーの防水改修工事やメンテナンスはもちろんのこと、アパートやマンション、またプールの防水工事などもお任せください!
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