長野市で防水工事を行う前に!カラーウレタン塗膜防水材『フローン#11』とは?

みなさんこんにちは
長野防水工事の相談室です。
本日は、ウレタン防水材『フローン#11』をご紹介します。

カラーウレタン塗膜防水材『フローン#11』『フローン#11立上がり用』

カラーウレタン塗膜防水材フローン#11、フローン#11立上がり用は、優れた性能と高品質で完全な防水機能を発揮します。
特に、下地亀裂に対する追従性に優れ、弾性のある強靱な塗膜を形成し、水をシャットアウトします。また、色彩計画や環境との調和に適した、標準色5色をはじめ、ウレタン塗膜防水材の優れた特性を生かすJASS 8※1、国土交通省共仕適合※2の工法など、用途に適した仕様が可能です。屋上、ベランダなどの防水材として、耐候性に優れ数多くの施工実績を持つ信頼性の高い塗材です。

※1 JASS 8(日本建築学会建築工事標準仕様書・防水工事)
※2 国土交通省共仕(国土交通大臣官房 官庁営繕部監修・建築工事共通仕様書)


JIS A 6021
日塗検
JP0306002
建築用塗膜防水材
屋根用ウレタンゴム系高伸長形(旧1類)

容量・配合比

品名 容量 配合比
A液 B液 セット A液 B液
フローン#11 8kg 8kg 16kg 1 1
18kg 18kg 36kg
フローン#11
立上がり用
8kg 8kg 16kg 1 1

工法別1セットあたりの塗装面積

※16kgセットの場合
工法名 塗装面積
1 TW-4.4XHZ-J工法 約4㎡
2 TW-3.0CHZ-J工法 約4㎡
3 TW-2.0CHZ-J工法 約6㎡
4 TW-2.0HZ工法 約6㎡
5 TW-1.5HZ工法 約8㎡

常備色

■フローン#11


A-1/
マスカットグリーン



A-2/
エメラルドグリーン


A-3/
フレッシュグリーン


A-4/
フォックスグレー


A-5/
サンドベージュ

※この見本色は印刷によるもので現物と異なります。

■フローン#11立上がり用

グリーン グレー
※フローン#11と#11立上がり用では多少色が異なります。

用途


①屋上

②庇

③ベランダ

標準工法

※プライマーは、フローンプライマーHにかえてフローンプライマーU2でも使用可能です。
※トップコートは、スーパートップ遮熱にかえて、弾性トップ14でも使用可能です。

国土交通省 X-1適合 JASS 8 L-US適合 脱気工法
TW-4.4XHZ-J工法 軽歩行用

工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 フローンエクストラボンドS 0.3~0.5 30~60分 トップ14シンナーにて10~20%希釈後、
中毛ローラーにて塗布、30分程度乾燥後、次工程へ。
2 フローンエクストラシートS 下地に接着後、充分に転圧する。
3 ジョイントテープ ジョイント部はジョイントテープにて処理、
端末部はガラスクロスで補強する。
4 脱気筒ステンレス 25~50㎡に1ヶの割合で取付け、取合い部は
フローンシーリングにて補強クロスを貼り付ける。
5 フローン#11 1.9 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する。
6 フローン#11 2.0 24~48時間
7 スーパートップ遮熱
トップ14シンナー
0.2
0.02~0.04
A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。

国土交通省 X-2適合 JASS 8 L-UF適合
TW-3.0CHZ-J工法 軽歩行用

工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 フローンプライマーH 0.15 2~24時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。
2 フローンプライマーH 0.15 2~24時間
3 フローン#11 0.3 直後 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する。
4 ガラスクロス 24~48時間 前工程の直後に、浮き、シワが発生しないよう
均一に貼り付ける。
5 フローン#11 2.0 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する。
6 フローン#11 1.6 24~48時間
7 スーパートップ遮熱
トップ14シンナー
0.2
0.02~0.04
A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。

国土交通省 X-2適合 立上り仕様・JASS 8立上り仕様 適合
TW-2.0CHZ-J工法

工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 フローンプライマーH 0.15 2~24時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。
2 フローンプライマーH 0.15 2~24時間
3 フローン#11立上がり用 0.3 直後 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、ゴムベラ、
砂骨材ローラー、コテにて塗布する。
4 ガラスクロス 24~48時間 前工程の直後に、浮き、シワが発生しないよう
均一に貼り付ける。
5 フローン#11立上がり用 1.3 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、ゴムベラ、
砂骨材ローラー、コテにて塗布する。
6 フローン#11立上がり用 1.0 24~48時間
7 スーパートップ遮熱
トップ14シンナー
0.2
0.02~0.04
A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。

TW-2.0HZ工法
ベランダ・バルコニー・庇

工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 フローンプライマーH 0.15 2~24時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。
2 フローンプライマーH 0.15 2~24時間
3 フローン#11 1.0 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する。
4 フローン#11 1.6 24~48時間
5 スーパートップ遮熱
トップ14シンナー
0.2
0.02~0.04
A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。

TW-1.5HZ工法
ベランダ・バルコニー・庇

工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 フローンプライマーH 0.15 2~24時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。
2 フローンプライマーH 0.15 2~24時間
3 フローン#11 2.0 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布する。
4 スーパートップ遮熱
トップ14シンナー
0.2
0.02~0.04
A液:B液=1:2(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて10~20%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、
ハケにて塗布する。

※事前に下地調査を必ず行って下さい。コンクリート・モルタルのエフロレッセンス(白華)、レイタンス、砂、ゴミ、ホコリは、完全に除去して下さい。旧塗膜がある場合は、ご相談下さい。
※吸い込みの激しい下地の場合、フローンプライマーHを3回以上塗布して下さい。

公共建築工事標準仕様

■国土交通省建築工事共通仕様書(平成22年度版)抜粋

●ウレタンゴム系塗膜防水
ウレタンゴム系塗膜防水の種別及び工程

(注)1.表中のウレタンゴム系防水材塗りの使用量は、硬化物比重が1.0である材料の場合を示しており、硬化物比重がこれ以外の場合にあっては、所要塗膜厚を確保するように使用量を換算する。
(注)2.立上り部はすべて、種別X-2とし、工程3及び工程4を( )内とする。
(注)3.ウレタンゴム系防水材塗りについては、工程数を増やすことができる。
種別 X-1 X-2
工程 材料・工法 使用量
(kg/㎡)
材料・工法 使用量
(kg/㎡)
1 接着剤塗り
通気緩衝シート張り
0.3 プライマー塗り 0.2
2 ウレタンゴム系防水材塗り 1.5(注)1 ウレタンゴム系防水材塗り
補強布張り
0.3(注)1
3 ウレタンゴム系防水材
(1類)塗り
1.5(注)1 ウレタンゴム系防水材塗り 1.5(注)1
(0.9(注)1)(注)2
4 仕上塗料塗り 0.2 ウレタンゴム系防水材
(1類)塗り
1.2(注)1
(0.8(注)1)(注)2
5 仕上塗料塗り 0.2

■フローンTW-4.4XT-J工法
(平成22年度版 国土交通省共通仕様書X-1 適合)

※上塗り材は、各種トップコートの選択が可能です。トップコート一覧表をご参照ください。
工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 素地調整
2 フローンエクストラボンドS 0.3~0.5 30~60分 トップ14シンナーにて10~20%希釈後、
中毛ローラーにて塗布、30分程度乾燥後、次工程へ。
3 フローンエクストラシートS 下地に接着後、充分に転圧する。
4 ジョイントテープ ジョイント部はジョイントテープにて処理、
端末部はガラスクロスで補強する。
5 脱気筒ステンレス 25~50㎡に1ヶの割合で取付け、取合い部は
フローンシーリングにて補強クロスを貼り付ける。
6 フローン#11 1.9 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布。
7 フローン#11 2.0 24~48時間
8 弾性トップ14
トップ14シンナー
0.2
0.1
A液:B液=1:4(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて50%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。

■フローンTW-3.0CT-J工法
(平成22年度版 国土交通省共通仕様書X-2 適合)

※上塗り材は、各種トップコートの選択が可能です。トップコート一覧表をご参照ください。
工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 素地調整
2 フローンプライマーU2 0.2 1~24時間 原液のまま、中毛ローラー、ハケにて塗布。
3 フローン#11 0.3 直後 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布。
4 ガラスクロス 24~48時間 前工程の直後に、浮き、シワが発生しないよう
均一に貼り付ける。
5 フローン#11 2.0 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、コテにて塗布。
6 フローン#11 1.6 24~48時間
7 弾性トップ14
トップ14シンナー
0.2
0.1
A液:B液=1:4(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて50%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。

■フローンTW-2.0CT-J工法
(平成22年度版 国土交通省共通仕様書X-2立上り仕様 適合)

※上塗り材は、各種トップコートの選択が可能です。トップコート一覧表をご参照ください。
工程 材料名 使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
1 素地調整
2 フローンプライマーU2 0.2 1~24時間 原液のまま、中毛ローラー、ハケにて塗布。
3 フローン#11立上がり用 0.3 直後 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、ゴムベラ、
砂骨材ローラー、コテにて塗布する。
4 ガラスクロス 24~48時間 前工程の直後に、浮き、シワが発生しないよう
均一に貼り付ける。
5 フローン#11立上がり用 1.3 24~48時間 A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、
電動撹拌機で充分に撹拌後、ゴムベラ、
砂骨材ローラー、コテにて塗布する。
6 フローン#11立上がり用 1.0 24~48時間
7 弾性トップ14
トップ14シンナー
0.2
0.1
A液:B液=1:4(重量比)の割合で計量、
トップ14シンナーにて50%希釈、混合、
電動撹拌機で撹拌後、中毛ローラー、ハケにて塗布。

フローン#11 施工例(X-2工法)

●プライマー施工(下塗り材)


下地の吸い込み止め、通気の遮断、フローン#11と下地の密着性を強化するため、必ずプライマーを塗布して下さい。
コンクリート・モルタル面には、フローンプライマーHをA液:B液=1:1(重量比)の割合で計量、混合し、電動撹拌機で充分に撹拌後、中毛ローラー、ハケ等を使用して塗り残しのないように均一に塗布します。
標準使用量0.15kg/㎡(2回塗りで0.3kg/㎡)
※下地の状況が悪く吸い込みが激しい場合は、3回以上塗布、または、フローンプライマーH塗布後、フローンパウダーを混合(フローンプライマーH 1に対し重量比で1)したものを塗布して下さい。
次工程可能時間2~24時間(23℃)

●ガラスクロス施工(補強材)


ガラスクロスはフローン防水材の膜厚管理のために用いて下さい。
貼り付け用の接着剤としてフローン#11、フローン#11立上がり用を使用します。
標準使用量0.3kg/㎡
ガラスクロスは浮き、シワができないように注意して貼り付けて下さい。ガラスクロス端末の重ねしろは5cm以上とし2重貼りします。また、クラック部、伸縮目地及び、PC板、コンパネ等のジョイント部は、必ず目地用クロスを使用し2重貼りを行い補強します。

次工程可能時間24~48時間(23℃)

●フローン#11施工(本材)


フローン#11、フローン#11立上がり用は、2液反応型ウレタン塗膜防水材です。施工前に重量比による正確な計量と充分な撹拌を行って下さい。
B液を事前に撹拌し、A液:B液=1:1(重量比)の割合で計量します。ポリペール缶等の丸い容器にA液、B液の順に混合し、電動撹拌機(1,000rpm程度)で3分程度充分に撹拌します。上下、中外隅々までまんべんなく撹拌を行い、容器の側壁面はゴムベラでかき落とし撹拌不良がないようにして下さい。特にフローン#11立上がり用は、平場用のフローン#11と比較して粘度、チクソ性が高いので、撹拌不良がないよう注意して下さい。

平場施工

撹拌したフローン#11を施工する箇所に流し、角ゴテ等を使用し規定の使用量を均一に塗り広げます。規定量を均一に塗布するには、1セット当たりの面積(坪取り)を出しておくと便利です。
標準使用量3.6kg/㎡(2回塗り)
次工程可能時間24時間~48時間(23℃)

立上がり用施工

撹拌したフローン#11立上がり用を砂骨材ローラー等で規定の使用量を配り、ゴムベラ、角ゴテ等で平滑になるように塗り広げます。
標準使用量2.3kg/㎡(2回塗り)
次工程可能時間24時間~48時間(23℃)

●トップコート施工(上塗り材)

防水層を保護し、美観、防滑等の機能を付与させるためにトップコートを塗布します。
トップコートには様々な製品、工法がありますので、使用方法を守り規定量を中毛ローラー、ハケ等を使用して塗り残しのないように均一に塗布します。

※使用方法などの詳細は各カタログをご参照下さい。
スーパートップ遮熱 標準使用量0.2kg/㎡×1回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
エコトップ遮熱 標準使用量0.12kg/㎡×2回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
エコトップ 標準使用量0.12kg/㎡×2回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
遮熱シートトップ100 標準使用量0.15kg/㎡×2回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
遮熱シートトップ200 標準使用量0.3kg/㎡×2回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
弾性トップ14 標準使用量0.2kg/㎡×1回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
シートトップ#100 標準使用量0.15kg/㎡×2回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)
シートトップ#200 標準使用量0.3kg/㎡×2回塗り 乾燥時間12時間~(23℃)

施工仕上がり例

●改修

ウレタン塗膜防水材及びトップコートの塗替えには、フローンプライマーUS、フローンプライマーU(トップ14シンナーにて50%希釈)を使用して下さい。
※その他の塗替えについては、ご相談下さい。

※標準塗布量使用時
トップコート塗り替え目安
スーパートップ遮熱 8~10年
エコトップ遮熱 6~8年
エコトップ 5~7年
弾性トップ14 3~5年
遮熱シートトップ100/200 3~5年
シートトップ100/200 3~5年

●コンクリート・モルタル下地の確認と調整

●下地の乾燥

①コンクリート・モルタルの養生不足は、水分の影響により防水層のフクレ、硬化不良を、また、アルカリの影響により密着不良が発生する恐れがあります。したがって、含水率が高周波水分計ケット社製HI-500・HI-520で測定し、コンクリートレンジの表示値が5%以下、かつpH9.5以下になってから施工して下さい。
5%以下でも気温が急上昇の時は湿気の突き上げがあるので注意して下さい。
②コンクリート・モルタル打設後の養生期間(目安)
夏期:3週間以上  冬期:4週間以上
③降雨直後で下地が全面的に水分を含んでいる場合は、2日以上乾燥させて下さい。
④部分的にしめっている場合は、バーナー等でその部分を乾燥させて下さい。火気を使用しますので溶剤系塗料を同時に取り扱うことは避けて下さい。

●不陸調整

①凸部や突起物はサンダーで削り、平らにして下さい。
②不陸・凹みなど下地の凹凸がはげしい場合はフローン無機防水αで平滑にして下さい。
③ルーフドレンの位置にも注意し、水溜りが絶対にできないようにして下さい。

●モルタルの浮き

①浮きの程度が激しい場合には、浮いている部分をはつって強固な下地面を出し、新たにモルタルを打設して下さい。(必ず打継用接着剤を使用)
浮きの程度が小さい場合はエポキシ系注入剤を注入して下さい。

●清掃(レイタンス、脆弱部、砂、ゴミ、ホコリ等)

①レイタンスや表面が脆い部分はサンダー、ケレン棒、金ブラシ等で除去し、丈夫な下地を出して下さい。

●勾配

①下地の勾配は1/50~1/100にして下さい。

●金属物との取り合い

①貫通パイプ、ルーフドレン、手すり金具等の金属廻りは塗料、サビ等をケレンし、モルタルとの取り合い部をUカットしてプライマー塗布、乾燥後、フローンシーリングを充填して下さい。特にドレン廻りはガラスクロスを使用し補強して下さい。

●目地処理

①目地は既存の充填材を除去し、プライマー塗布、乾燥後、バックアップ材またはボンドブレーカーを挿入、フローンシーリングにて処理し、ガラスクロスを使用し補強して下さい。

●出入隅

①入隅は通りよく直角にして下さい。
②出隅は鋭角を避け、通りよく45度で5mm程度に面取りして下さい。

施工納り図

※1 立上がり面は、フローン#11にフローン防水剤用ダレ止め材を7%添加しても使用可能です。

1.クラック部

2.伸縮目地

3.出隅

4.入隅

5.笠木立上がり

6.金属笠木(別途工事)

7.ドレン回り

8.庇回り

9.脱気盤

10.脱気筒ステンレス

11.壁貫通パイプ

12.床貫通パイプ

13.ALC板ジョイント

14.デッキプレート

15.コンパネジョイント

●フローン#11の上には、必ずトップコートを施工して下さい。
●下地がALC板及びコンパネの場合、プライマーの使用量は、通常の2~3倍必要となります。

状態・一般物性

※試験結果は、試験に基づくものであり保証値ではありません。
試験項目 フローン#11 フローン#11立上がり用 試験条件
外観 A液
B液
透明粘稠液
着色粘稠液
透明粘稠液
着色粘稠液
粘度 A液
B液
A・B混合液
8,000mPa・s
15,000mPa・s
10,500mPa・s
8,000mPa・s
2,000,000mPa・s
85,000mPa・s
BH型粘度計、23℃
BH型粘度計、23℃
BH型粘度計、23℃
密度 A液
B液
A・B混合液
1.04
1.64
1.30
1.04
1.64
1.30
JIS比重計、23℃
JIS比重計、23℃
JIS比重計、23℃
乾燥時間 硬化
完全硬化
24時間以上
7日間
24時間以上
7日間
23℃
23℃
可使時間 60分
60分
60分
60分
10℃
23℃
上塗可能時間 24~48時間 24~48時間 23℃
歩行可能時間 48時間以上
24時間以上
48時間以上
24時間以上
10℃
23℃
硬度 60 60 ショア―A
ホルムアルデヒド
放散等級
F☆☆☆☆
日本塗料工業会
H01144
F☆☆☆☆
日本ウレタン建材工業会
NUK-F09443

JIS A 6021の試験結果

※試験結果は、試験に基づくものであり保証値ではありません。
試験項目 フローン#11 フローン#11
立上がり用
ウレタンゴム系
高伸長形規格(旧1類)
引張性能 引張強さ(N/m㎡) 23℃
-20℃
60℃
4.5
8.4
2.9
4.6
6.8
3.2
2.3以上
2.3以上
1.4以上
破断時の伸び率(%) 23℃ 727 708 450以上
抗張積(N/mm) 23℃ 656 652 280以上
破断時のつかみ間の
伸び率(%)
23℃
-20℃
60℃
417
411
244
333
417
274
300以上
250以上
200以上
引裂性能 引裂強さ(N/mm) 19.6 19.6 14.0以上
加熱伸縮性能 伸縮率(%) -0.2 -0.2 -4以上1以下
劣化処理後の
引張性能
引張強さ比(%) 加熱処理
促進暴露処理
アルカリ処理
酸処理
120
90
96
91
120
90
96
91
80以上
60以上
60以上
80以上
破断時の伸び率(%) 加熱処理
促進暴露処理
アルカリ処理
酸処理
627
750
827
751
627
750
827
751
400以上
400以上
400以上
400以上
伸び時の劣化性状 加熱処理
促進暴露処理
オゾン処理
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
異常なし
いずれの試験片にもひび割れ
及び著しい変形があっては
ならない。
たれ抵抗性能 たれ長さ(mm) 0.0以下 いずれの試験体も3.0以下
しわの発生 異常なし いずれの試験体にもあっては
ならない。

関連製品・副資材

■下塗り材

品名 容量 配合比 標準使用量
(kg/㎡)
上塗可能時間
(23℃)
備考
A液 B液 セット
フローン
プライマーH
15kg 15kg 30kg A液:B液=1:1 0.15kg/㎡
×2回塗り
2~24
時間
新規コンクリート・
モルタル面用
6kg 6kg 12kg
3kg 3kg 6kg
1kg 1kg 2kg
フローン
プライマーU2
16kg 1液・無希釈 0.15kg/㎡
×2回塗り
3~24
時間
新規コンクリート・
モルタル面用
4kg
フローン
プライマーUS
15kg 1液・無希釈 0.15kg/㎡
×1回塗り
3~24
時間
塗り重ね用
5kg
フローン
プライマーU
18kg 1液・50%希釈
(トップ14シンナー)
0.15kg/㎡
×1回塗り
3~24
時間
塗り重ね用
4kg
塗替え
プライマーエコ
1kg 10kg 11kg 1:10・無希釈 0.15kg/㎡
×1回塗り
6~24
時間
水性・塗り重ね用
0.3kg 3kg 3.3kg

■トップコート

品名 容量 配合比 標準使用量
(kg/㎡)
乾燥時間(23℃)
(歩行可能時間)
備考
A液 B液 セット
スーパートップ
遮熱
5kg 10kg 15kg A液:B液=1:2 0.2kg/㎡
×1回塗り
12時間以上 超耐候性
遮熱トップコート
2kg 4kg 6kg
エコトップ遮熱 1.5kg 10.5kg 12kg A液:B液=1:7 0.12kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性・超耐候性
遮熱トップコート
0.5kg 3.5kg 4kg
エコトップ 1.5kg 10.5kg 12kg A液:B液=1:7 0.12kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性・超耐候性
トップコート
0.5kg 3.5kg 4kg
弾性トップ14 3kg 12kg 15kg A液:B液=1:4 0.2kg/㎡
×1回塗り
12時間以上 保護・美装用
トップコート
1kg 4kg 5kg
遮熱シート
トップ100
16kg 1液 0.1~0.15kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性・遮熱トップコート
保護・美装用
3kg
遮熱シート
トップ200
18kg 1液
(骨材入り)
0.2~0.3kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性・遮熱トップコート
保護・美装用
3kg
シートトップ
#100
16kg 1液 0.1~0.15kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性
保護・美装用
3kg
シートトップ
#200
18kg 1液
(骨材入り)
0.2~0.3kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性
保護・美装用
3kg
シートトップ
#100シルバー
15kg 1液 0.1~0.15kg/㎡
×2回塗り
12時間以上 水性
保護・美装用
3kg

■トップコート色相

常備色・6色/指定色
*シートトップ#100シルバーはシルバー色のみ
*スーパートップ遮熱、エコトップ遮熱、遮熱シートトップの指定色は、納期に時間がかかります。

遮熱系トップコート(スーパートップ遮熱、エコトップ遮熱、遮熱シートトップ100、遮熱シートトップ200)に新色登場!
色名:クールグレー
(L値:80.0相当、FN-80相当)

■副資材

品名 容量 備考
フローンシーリング 320mlカートリッジ 10本入り ウレタンシーリング材 色/ホワイト・グレー
ガラスクロス 1m×100m ウレタン防水工事用補強クロス
目地用クロス 0.1m×100m ウレタン防水工事用補強クロス
HNT自着シート 1m×15m 自着層付通気緩衝用シート
シート部1.2mm
ラップテープ 30mm×50m HNT自着シート接合用テープ
端末テープ 75mm×25m HNT自着シート端末処理用テープ
フローンエクストラシートS 1m×25m 通気緩衝用シート 1.4mm厚
ジョイントテープ 0.05m×100m フローンエクストラシートS 接合用テープ
フローンエクストラボンドS 16kg ウレタン系接着剤
脱気筒ステンレス 1ケース 2個入り 付属品(1個につき):補強クロス1枚
プラグレスアンカー4本
脱気盤
フローンチップ#40 12kg 防滑用 軟質骨材(※混合吹き付け用)
フローンプラチップ 2kg プラスチック骨材 細目
フローンプラチップL 2kg プラスチック骨材 荒目(※ローラーネット使用)
フローンパウダー 15kg プライマー混練用
5kg

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昭和46年創業から約50年、防水工事や雨漏り工事を数多く手掛けてきました。
公共施設や商業施設、企業様などの社屋や工場など、その実績は多岐に渡ります。
役所様や文教施設や企業の施設管理者さまからも多くのご相談を受け工事をしてまいりました。
戸建て住宅のバルコニーの防水改修工事やメンテナンスはもちろんのこと、アパートやマンション、またプールの防水工事などもお任せください!

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