防火弾性FRP防水システム『ボースイテックスFRP』

ボースイテックスFRPは軟質の不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維で強化した複合体で、耐久性の高い防水システムです。飛火試験に合格していますので防火・準防火地域(建築基準法第63条及び22条)にも使用できます。

特長

  1. 従来の塗膜防水工法に比べ、施工期間が短縮できます。
    面積によっては1日で仕上がります。
  2. 強度が大きく、耐久性に優れた露出工法です。
  3. 従来のポリエステル樹脂より伸び率が大きいため、素材の動きによく追従します。
  4. ガラスマットの補強により均一な厚みが得られ、強靱な防水層になります。
  5. 冷工法でシームレスな防水層になります。
  6. 垂直面や複雑な箇所でも施工が容易です。
  7. 歩行用仕上げができます。
  8. 建築基準法第63条(防火地域又は準防火地域の屋根)及び建築基準法第22条(防火地域又は準防火地域の屋根以外で特定行政庁が指定する区域内の屋根)の地域に使用できます。

用途

屋上、ベランダ、床

標準塗装仕様

工法 FRP-1(簡易工法) JASS-1(JASS案仕様) JASS-2(JASS案仕様)
軽歩行用(2.0mm) ベランダ用(2.5mm) 歩行用(3.5mm)
工程 塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
塗付量
(kg/㎡)
塗装間隔
(23℃)
1 プライ
マー
ボースイテックス
FRPプライマー
0.2 1時間以上
6時間以内
0.2 1時間以上
6時間以内
0.2 1時間以上
6時間以内
2 下塗 ボースイテックス
FRPベース
0.4 1.5時間以上
48時間以内
0.4 1.5時間以上
48時間以内
3 積層 ボースイテックス
FRPベース
0.6 直後 0.8 直後 0.7 直後
ガラスマット
#380
1m 1m
ガラスマット
#450
1m
ボースイテックス
FRPベース
0.8 1.5時間以上
48時間以内
0.8 1.5時間以上
48時間以内
0.7 1.5時間以上
48時間以内
ボースイテックス
FRPベース
0.7 直後
ガラスマット
#380
1m
ボースイテックス
FRPベース
0.7 1.5時間以上
48時間以内
4 中塗 ボースイテックス
FRP中塗
0.4 1.5時間以上
7日以内
0.4 1.5時間以上
7日以内
0.4 1.5時間以上
7日以内
5 上塗 ボースイテックス
FRP上塗U
0.2 0.2 0.2

材料と用途

品名 系統 容量(kg) 用途
ボースイテックス
FRP プライマー
湿気硬化型ウレタン 16 プライマー用
ボースイテックス
FRP ベース
軟質ポリエステル 20 下塗及びガラスマット貼付用
ボースイテックス
FRP 中塗
軟質ポリエステル 15 中塗用(グレー)
ボースイテックス
FRP 上塗U
耐候性ウレタン 20kg
セット
主剤 16kg 上塗用
硬化剤 4kg
ガラスマット #380(#450) ガラス繊維 #380(30kg) #450(30kg)
ユカクリート タレ防止剤 1.6 パテ用
カヤメックM(触媒) 過酸化物 1 及び 5 硬化触媒
ユカクリート シンナーU 溶剤 16(L) 上塗用
硬化剤コバルト-O 金属触媒 1 低温硬化用

ボースイテックスFRPベースと中塗の気温と触媒添加量(質量%)
<歩行可能時間3時間、可使時間0.5時間の場合>

注意
1. 塗料の硬化は塗装面の温度に左右されますので、上表は目安としてください。
2. 事前に少量の塗料を調合して試し塗りをし、硬化性を確認したうえで触媒量を決定ください。触媒は適切な秤を使って正確に秤量してください。
3. 気温や塗装面の温度が高いときは、ワックスが樹脂の中に溶け込み、正常な塗膜を形成しないことがあります。
品名 5℃ 10℃ 15℃ 20℃ 25℃ 30℃
ボースイテックス
FRP ベース
M(標準型) カヤメックM 2.0 1.7 1.5 1.0 0.8
S(夏型) カヤメックM 1.4 1.0
品名 5℃ 10℃ 15℃ 20℃ 25℃ 30℃
ボースイテックス
FRP中塗
M(標準型) カヤメックM 2.0 1.7 1.5 1.0 0.8
硬化剤コバルト-O 0.3 0.3
S(夏型) カヤメックM 1.4 1.0

ボースイテックスFRP上塗Uの硬化性

10℃ 20℃ 30℃
可使時間(時間) 4 3 1.5
歩行可能時間(時間) 6 4 2

標準色

●ボースイテックスFRP上塗U


No.17 グレー


No.20 モスグリーン

物性

項目 ボースイテックス
FRPベース
積層板(G・C30%)
備考
曲げ強さ N/m㎡(kgf/m㎡) 118.6(12.1) JIS K 7171
曲げ弾性率 N/m㎡(kgf/m㎡) 30.4×10²(3.1×10²) JIS K 7171
引張り強さ N/m㎡(kgf/m㎡) 96.0(9.8) JIS K 7113
引張り弾性率 N/m㎡(kgf/m㎡) 45.1×10²(4.6×10²) JIS K 7113
引張り伸び率 % 2.5 JIS K 7113
バーコール硬さ 64 JIS K 6911

■各種防水材の比較

防水材 厚みの
均一性
歩行性 強度 耐候性 着色化 伸び 施工性 補修性
ボースイテックス FRP
ウレタン塗膜防水材
シート防水材
アクリル防水材
ステンレス防水材
アスファルト防水材

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昭和46年創業から約50年、防水工事や雨漏り修繕工事を数多く手掛けてきました。
公共施設や商業施設、企業様などの社屋や工場など、その実績は多岐に渡ります。
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