フッ素樹脂塗料ボンフロン®について

環境負荷低減型フッ素樹脂塗料
『ボンフロン 弱溶剤エナメルGT』

弱溶剤フッ素樹脂塗料で「環境に」「人に」優しく!

ボンフロン弱溶剤エナメルGTシリーズは、従来のフッ素樹脂塗料と同等の耐候性・耐久性を兼ね備えながら揮発性有機化合物(VOC)を大幅に削減した環境負荷低減型フッ素樹脂塗料です。

特長

特長1 卓越した耐候性と耐紫外線性

フッ素樹脂塗料の基本的特性である耐候性、耐紫外線性により、建物の劣化を防ぎます。そのため、長期にわたり、躯体の保護と美しさを保ちます。

特長2 ラジカル制御型塗料

従来品で見られた、特殊環境下での塗膜劣化の原因である、酸化チタン(白顔料)が起こす光触媒反応を抑制することに成功しました。これにより、高温、多湿、沿岸部、離島などの厳しい環境においてもフッ素樹脂塗料の性能を維持することが可能になりました。

特長3 低汚染機能

「ボンフロン弱溶剤エナメルGT」は塗膜表面に親水性・撥油性を持たせ、汚れを雨水によって押し流す「セルフクリーニング」機能を付加したフッ素樹脂塗料です。

特長4 経済性

耐候性に優れているため、メンテナンス周期が従来の塗料より飛躍的に伸びます。そのため、塗替え回数を減らすことができ、ランニングコストを下げることができます。

特長5 環境対応型塗料

ボンフロン弱溶剤エナメルGTシリーズは、強溶剤型塗料に比べ、有機溶剤特有の臭いを抑えた低臭気塗料で、環境と人に配慮した塗料です。

「ボンフロンGT」の性能データ

長期間の暴露試験や促進耐候性試験を行った結果、「ボンフロンGT」は過酷な環境で性能を発揮することを証明しました。「ボンフロンGT」を上塗り塗装に用いた塗装を実施することにより、洋上や離島等の過酷な環境下でも建物を長期にわたって保護します。

促進耐候性試験(サンシャインウェザーメーターによる試験)

従来から行われている促進耐候性試験(サンシャインウェザーメーター)による試験結果を次に示します。「ボンフロンGT」と従来型フッ素樹脂塗料は同様に良好な結果を示しております。

光触媒劣化促進耐候性試験(過酸化水素水を使用したキセノンランプによる試験

「ボンフロンGT」は、右記のデータの様に光触媒劣化促進耐候性試験においても従来型フッ素樹脂塗料と比較して格段の耐久性の向上が見られます。この事から、厳しい環境下においても優れた耐久性を発揮する事ができるといえます。

※過酸化水素キセノンランプ式促進耐候性試験
通常の促進耐候性試験とは異なり、白顔料に用いられている「酸化チタン」に強制的に光触媒劣化を起こさせる試験方法。
通常の環境下における耐候性能は、S-WOMの試験結果をご覧下さい
宮古島暴露試験(南面45°におけるデータ)

宮古島は、暴露環境としては非常に過酷な場所です。アクリルウレタン樹脂塗料では暴露1年を過ぎると著しい光沢の低下が観測されます。この環境下で、「ボンフロンGT」は暴露2年を経過しても90%近い光沢を保持。「高温・多湿・高紫外線」の厳しい環境に最適な塗料であることを証明しています。

塗装仕様

ボンフロン弱溶剤エナメルGT HBC-SR工法(新築)
適用素地:打ち放しコンクリート、普通プレキャストコンクリート板、ガラス繊維補強セメント板、押出成型セメント板
工程 使用材料 調合
主剤:硬化剤
希釈率
(%)
標準所要量
(kg/㎡)
塗回数 塗装間隔
(23℃)
施工方法
素地調整 被塗装面をチェックし、塗装に支障のある付着物、汚れ等を除去する。
1 下塗 ABFライトプライマー 0 0.10~0.13 1 16h以上
14日以内
刷毛 ローラー
0.13~0.17 エアレス
2 中塗 ボンフロンライト中塗
主剤/硬化剤=13.5/1.5
13.5:1.5 ライトシンナー
5~10
0.10~0.13 1 2h以上
7日以内
刷毛 ローラー
10~20 0.11~0.15 エアレス
3 上塗 ボンフロン弱溶剤エナメルGT-SR
主剤/硬化剤=12.0/2.0
12:2 ライトシンナー
0~5
0.10~0.13 1 刷毛 ローラー
0~10 0.12~0.16 エアレス
合計 3
ボンフロン弱溶剤エナメルGT SR-W工法(改修)
適用素地:コンクリート・モルタル・ALC等 既存塗膜のあるもの(リシン、吹付けタイルなど)
工程 使用材料 調合
主剤:硬化剤
希釈率
(%)
標準所要量
(kg/㎡)
塗回数 塗装間隔
(23℃)
施工方法
素地調整 高圧洗浄機を用いて、旧塗膜に付着している塵埃・汚れ等を水洗いしながら除去する。旧塗膜に脆弱部分がある場合はサンダー、皮スキ、ケレン棒を用いて除去する。活膜は残す。
1 下塗 ボンHBサーフェーサーR 清水
2~5
0.8~1.2 1 16h以上 砂骨 ローラー
清水
5~8
0.3~0.5 ウール ローラー
2 中塗 ボンフロンライト中塗
主剤/硬化剤=13.5/1.5
13.5:1.5 ライトシンナー
5~10
0.10~0.13 1 2h以上
7日以内
刷毛 ローラー
10~20 0.11~0.15 エアレス
3 上塗 ボンフロン弱溶剤エナメルGT-SR
主剤/硬化剤=12.0/2.0
12:2 ライトシンナー
0~5
0.10~0.13 1 刷毛 ローラー
0~10 0.12~0.16 エアレス
合計 3
ボンフロン弱溶剤エナメルGT HBM-50SR工法(新築)
適用素地:亜鉛メッキ面、アルミニウム材(化成処理)、ボンデ鋼板
工程 使用材料 調合
主剤:硬化剤
希釈率
(%)
標準所要量
(kg/㎡)
塗回数 塗装間隔
(23℃)
施工方法
素地調整 化成処理・脱脂・清掃 ゴミ・埃・油脂等の付着物は、適切な方法を用いて除去する。
1 下塗 ボンエポコートライト
主剤/硬化剤=15.3/2.7
15.3:2.7 ライトシンナー
0~10
0.10~0.13 1 16h以上
14日以内
刷毛 ローラー
0~15 0.13~0.17 エアレス
2 中塗 ボンフロンライト中塗
主剤/硬化剤=13.5/1.5
13.5:1.5 ライトシンナー
5~10
0.10~0.13 1 2h以上
7日以内
刷毛 ローラー
10~20 0.11~0.15 エアレス
3 上塗 ボンフロン弱溶剤エナメルGT-SR
主剤/硬化剤=12.0/2.0
12:2 ライトシンナー
0~5
0.10~0.13 1 刷毛 ローラー
0~10 0.12~0.16 エアレス
合計 3
ボンフロン弱溶剤エナメルGT HBM-60SR工法(改修)
適用素地:亜鉛メッキ面、アルミニウム材(化成処理)、ボンデ鋼板、鋼材、鋼板で旧塗膜が残る場合 旧塗膜:アルキッド系、エポキシ系、ウレタン系、アクリルシリコン系
工程 使用材料 調合
主剤:硬化剤
希釈率
(%)
標準所要量
(kg/㎡)
塗回数 塗装間隔
(23℃)
施工方法
素地調整 手動、又は動力工具(電気サンダー、スクレーパー、ワイヤーホール等)を用いて、劣化塗膜及び錆を除去する。但し、活膜は残す。ゴミ・埃・油脂等の付着物は、適切な方法を用いて除去する。
1 下塗 ボンエポコートライト
主剤/硬化剤=15.3/2.7
15.3:2.7 ライトシンナー
0~10
0.10~0.13 1 16h以上
14日以内
刷毛 ローラー
0~15 0.13~0.17 エアレス
2 中塗 ボンフロンライト中塗
主剤/硬化剤=13.5/1.5
13.5:1.5 ライトシンナー
5~10
0.10~0.13 1 2h以上
7日以内
刷毛 ローラー
10~20 0.11~0.15 エアレス
3 上塗 ボンフロン弱溶剤エナメルGT-SR
主剤/硬化剤=12.0/2.0
12:2 ライトシンナー
0~5
0.10~0.13 1 刷毛 ローラー
0~10 0.12~0.16 エアレス
合計 3

荷姿

工程 使用材料 入れ目
(主剤:硬化剤)
下塗 ABFライトプライマー 15kg/缶
ボンエポコートライト 18kg/セット
(主剤15.3:硬化剤2.7)
ボンHBサーフェーサーR 16kg/缶
中塗 ボンフロンライト中塗 15kg/セット
(主剤13.5:硬化剤1.5)
上塗 ボンフロンライト弱溶剤エナメルGT-SR 14kg/セット
(主剤12:硬化剤2)
シンナー ライトシンナー 16ℓ/缶

滑雪機能型フッ素樹脂塗料
『ボンフロン ラク雪エナメル』
『ボンフロン ラク雪クリヤー』

雪の季節は楽をして、春・夏・秋は美しく!
雪国仕様の滑雪型フッ素樹脂塗料

ラク雪の”ラク”は「楽」と「落」。
雪の季節に威力を発揮します。
「ボンフロン ラク雪エナメル・ラク雪クリヤー」が持つ、優れた撥水効果により屋根に積った雪を落下させます。
重労働で危険な雪おろし作業を「ボンフロン ラク雪エナメル・ラク雪クリヤー」で軽減しませんか?
しかも!フッ素樹脂塗料だから、屋根の美しさが長期間持続します。

⚠注 雪おろしの際は、塗膜面の撥水効果により滑りやすくなっておりますので、落下防止措置をして作業を行ってください。

特長

1 優れた落雪性能

高架橋度のフッ素樹脂と特殊な撥水性添加物との相乗効果により雪を落としやすくします。

2 優れた塗膜性能

溶剤系フッ素塗料としての優れた耐候性能と物性を長期にわたって維持するので、落雪効果が長続きします。

3 艶有りタイプ・艶消しタイプの選択可能

光沢のある艶有りタイプだけでなく、光沢を抑えた艶消しタイプもご用意しております。

雪を落とすメカニズム
塗膜表面に浮いた撥水性特殊添加物が雪・氷をはじきさらに、フッ素樹脂を高架橋にすることによって雪を落とす効果を向上させます。

塗装仕様

ボンフロンラク雪エナメル・金属屋根仕様(塗替)
適用素地:金属系屋根【旧塗膜(活膜)が残る場合:アルキッド系、エポキシ系、ウレタン系、アクリルシリコン系】 注1)使用材料は標準所要量、塗回数及び塗装間隔を厳守してください。
注2)「ボンフロンラク雪エナメル」は主剤、硬化剤、添加剤の3液タイプになります。配合前に主剤をよく攪拌して下さい。主剤攪拌後、硬化剤と添加剤を混入し再び良く攪拌してください。
※スレート・セメント瓦・コロニアル屋根対応の仕様もございます。お問い合わせください。
工程 使用材料 調合 希釈率
(%)
標準所要量
(kg/㎡)
塗回数 乾燥膜厚
(μ/回)
塗装間隔(23℃) 施工方法
工程内 工程間
素地調整 ケレン:手動、または動力による工具(スクレーパー、ワイヤーホイールなど)を用い劣化塗膜および錆を除去する。活膜は残す。
清掃:ゴミ、ホコリ、油脂などの付着物を適切な方法で処理する。
1 下塗 ボンエポコート#55MP
主剤/硬化剤=4/1
12.8:3.2 専用シンナー
0~5
0.15~0.20 1 40 1日以上

7日以内
刷毛
ローラー
エアレス
2 上塗1 ボンフロンGT#2000
主剤/硬化剤=13/1
13.0:1.0 ボンフロンシンナー
10~40
0.13~0.15 1 25 3h以上

7日以内
刷毛
ローラー
エアレス
3 上塗2 ボンフロンラク雪エナメルGT
主剤/硬化剤/添加剤=11.8/2.0/0.7
11.8:2.0:0.7 ボンフロンシンナー
10~40
0.14~0.16 1 30 刷毛
ローラー
エアレス
合計 3 95
ボンフロンラク雪クリヤー・金属屋根仕様(塗替)
適用素地:金属系屋根【旧塗膜(活膜)が残る場合:アルキッド系、エポキシ系、ウレタン系、アクリルシリコン系】 注1)使用材料は標準所要量、塗回数及び塗装間隔を厳守してください。
注2)「ボンフロンラク雪クリヤー」は主剤、硬化剤、添加剤の3液タイプになります。配合前に主剤をよく攪拌して下さい。主剤攪拌後、硬化剤と添加剤を混入し再び良く攪拌してください。
※スレート・セメント瓦・コロニアル屋根対応の仕様もございます。お問い合わせください。
工程 使用材料 調合 希釈率
(%)
標準所要量
(kg/㎡)
塗回数 乾燥膜厚
(μ/回)
塗装間隔(23℃) 施工方法
工程内 工程間
素地調整 ケレン:手動、または動力による工具(スクレーパー、ワイヤー、ホイールなど)を用い劣化塗膜および錆を除去する。活膜は残す。
ゴミ、ホコリ、油脂などの付着物を適切な方法で処理する。
1 下塗 ボンエポコート#55MP
主剤/硬化剤=4/1
12.8:3.2 専用シンナー
0~5
0.15~0.20 1 40 1日以上

7日以内
刷毛
ローラー
エアレス
2 上塗1 ボンフロンGT#2000
主剤/硬化剤=13/1
13.0:1.0 ボンフロンシンナー
10~40
0.13~0.15 1 25 3h以上

7日以内
刷毛
ローラー
エアレス
3 上塗2 ボンフロンGT#2000
主剤/硬化剤=13/1
13.0:1.0 ボンフロンシンナー
10~40
0.13~0.15 1 25 16h以上

7日以内
刷毛
ローラー
エアレス
4 上塗3 ボンフロンラク雪クリヤー
主剤/硬化剤/添加剤=10.0/2.3/0.6
10.0:2.3:0.6 ボンフロンシンナー
0~5
0.10~0.13 1 30 刷毛
ローラー
エアレス
合計 4 120

材料荷姿

材料名 入目
下塗 ボンエポコート#55MP 主剤 12.8kg 16kg/セット
硬化剤 3.2kg
ボンエポコート#55MPシンナー 16L
上塗 ボンフロンGT#2000 主剤 13.0kg 14kg/セット 3.7kg 4kg/セット
硬化剤 1.0kg 0.3kg
ボンフロンラク雪エナメルGT 主剤 11.8kg 14.5kg/セット 2.9kg 3.58kg/セット
硬化剤 2.0kg 0.5kg
添加剤 0.7kg 0.18kg
ボンフロンラク雪クリヤー 主剤 10kg 12.9kg/セット 3kg 3.87kg/セット
硬化剤 2.3kg 0.69kg
添加剤 0.6kg 0.18kg
ボンフロンシンナー 16L 4L