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雨漏り修理の失敗例から学ぶ

雨漏り修理の失敗談は多く聞かれます。

自力で雨漏りの応急処置をしても、一時しのぎにしかならない場合がほとんどです。雨漏り専門の修理業者に直してもらいたいけれど、「修理業者はどこに依頼したらいいの?」というお悩みをお持ちの方も多いかた思います。実際、雨漏りの修理業者選び方がわからず、安さだけで決めて失敗した、悲しい思いをしたという声もよく聞きます。雨漏り修理の失敗例をもとに、信頼できる雨漏り修理業者の選び方を解説していきます。これから雨漏り修理を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.雨漏りが止まらない

よくある失敗例が「業者に頼んだのに結局止まらなかった」というパターン。せっかく高いお金を払って工事しても、直らずに諦めてしまっている人が多くいます。では、なぜ雨漏りが止まらなかったのか考えてみましょう。

■雨漏り修理の正しい知識がなく、一時しのぎ的な補修をされてしまった

雨漏りを直すためには、原因を特定して、必要な工事を適切におこなう必要があります。しかし、実際に施工する修理業者が防水工事の経験が浅く、一時しのぎ的に簡単なコーキング補修で部分補修しかしないという業者もいるようです。(コーキングとはゴムのような弾力と耐水性のある素材の建材です。)雨漏りの原因特定をしないまま簡単な部分補修だけで済ませてしまい、結局また雨漏りが再発を繰り返して家が傷んでしまうのです。

■悪質な雨漏り修理業者の場合は必要のない施工で高額な支払いを求めるケースも

さらに悪質な雨漏り修理業者になると、ずさんな施工をする場合もあります。形だけ屋根や屋上に上って調査を済ませてしまったり、「ひどい状態だから早く修理しましょう!」と 説明もなく契約を急ぐケースも…。修理工事の知識がないお客様は、どんな状態で本当に必要な修理なのかどうか判断がつきませんよね。悲しいことですが、利益重視のずさんな業者が適当な工事をするという残念な事例があるのが実情です。

■適切な工事をしても雨漏りが再発するリスクはある

雨漏りは、屋根や外壁、ベランダ、サッシや換気扇周りなどのわずかな隙間からでも発生します。また、原因が複数の箇所に及んでいるケースや、雨の浸入口と雨漏りの発生箇所が離れているケースもあります。

一度起きてしまった雨漏りは様々な要因を考えながら修理を行う必要があり、技術が必要なものです。真摯に対応してくれるプロの雨漏り修理業者であっても、再発のリスクは全くないとは断言できません。大事なことは、修理をしてもらって完璧に止めるだけでなく、定期的なメンテナンスを行っていく事なんです。

信頼できる業者であれば、万が一再発したときのために保証をつけていることもあります。保証がつけられるかどうかは、契約前に雨漏り修理業者に確認しておくと安心ですね。

2.施工箇所が劣化してしまった

信頼できる修理業者であれば、数年後も安心して過ごせるように丁寧な工事をおこなうものですが、手抜きをするずさんな業者だと必要な下準備を怠ったり、少ない材料で施工したりするケースもあります。

この場合は、工事完了直後には異変に気づくことができないため、しばらくしてから施工箇所の劣化に気づくことがほとんどです。

本来の寿命より早く劣化したからといって、なんの保証もなければもう1度高いお金を払って工事をするしかありません…。雨漏り修理業者は慎重に選ぶことが大切です。

3.契約を急いで高額な工事費用を請求されてしまった

雨漏り修理工事で大切なのは、必要な工事を適正価格で行ってもらうことです。しかし、修理工事に見合った適正な価格をお客様ご自身で見極めるのはとても難しいですよね。

おおよその価格表示があっても建物は1軒ごとに仕様が異なり、症状によって必要な工事もケースバイケースのため、価格も一概に表示はできず、修理の相場を一般の方が判断するのが難しくなっています。

お客様が適正価格を知らないために、修理業者が相場に見合わない高額な工事費用を請求してくることもあります。見積りでわかれば契約をしないという選択もできますが、後から追加工事が必要になったと告げる悪質なケースもあるそうです。

また、修理費用が安い雨漏り修理業者に頼めばいいかというと、そうとも限りません。修理費用が安いということは、本来必要な工事がおこなわれていないという危険性もあるからです。

費用が高額になりトラブルになることがないよう、雨漏り修理業者を選ぶときのポイントが5つあります。参考にしてみてください。


①見積書の明細が不明確

雨漏り修理を依頼するときは、まず現地調査をして必要な工事の見積り書を作成してもらいます。そこで、注意したいのが、見積り書の書き方です。

通常、見積り書には項目ごとに単価を明記してあります。そのため、どの作業にいくらかかったのか、材料費はどれくらいなのかを確認することが可能です。

しかし、なかには工事金額を一式と記した見積り書を提出してくる業者もいます。一式と記してあると、何にいくらかかっているのか、相場と比較して適正かどうかがわからないため、契約前に明細を確認しておくことをおすすめします。

②大幅な値下げ額が明記されている

悪質な修理業者の中には、甘い言葉でお客様に契約させようとする人もいます。例えば、当初の見積りよりも大幅に値下げをする修理業者にも注意が必要です。

「値段が安くなるならいいのでは?」と思われるかもしれませんが、安いだけで品質のともなわない工事では、解決しません。元々金額を高く見積もって提示しておき、値下げによってお得感を演出している場合もあります。

お客様との商談によって多少の値下げをすることはありますが、あまりにも大幅な値下げをして、すぐに契約を迫ろうとする業者には注意が必要です。

③質問に答えられない

先にも紹介したように、プロの修理業者であっても原因を完全に突き止めることはとても難しいものです。そのため、より良い雨漏りの修理には専門的な知識や、工事の技術、豊富な経験が必要不可欠になってきます。

雨漏り修理を請け負う業者の中には、知識が十分でないところも少なくありません。そのため、疑問や不安に思っていることを質問すると、しっかりと答えられない業者もいます。

信頼できるプロの修理業者を選ぶには、雨漏りの悩みや質問にしっかり答えられるかどうかがポイントとなってきます。

あなたの悩みに寄り添って解決策を考えてくれる修理業者には、安心して修理を任せることができますね。

④調査が早すぎる、適当に行っている

雨漏りの調査はパッと見ただけで原因を突き止められるものではありません。また、雨が降ったときでないと症状が出ないことも多いものです。

丁寧な雨漏り修理業者であれば、散水調査をして雨が漏れる経路をチェックします。とても地道な調査ではありますが、原因を突き止めるために必要な作業です。

しかし、適当な修理業者だと、調査を適当におこなうおそれがあります。そうすると全容を解明することができず、結果的に必要な工事を十分にできないということにもなりかねません。

そのため、工事の技術があるだけではなく、調査の段階から細かい点も怠らないということが重要です。

⑤調査員や職人のマナーが悪い

雨漏り修理業者を選ぶときには、職人のマナーにも着目してみましょう。防水工事をする場合は、音や素材の臭いが出るので、近隣の住民にも工事前に挨拶をします。また、休憩中などの態度も、付近の人からは意外と見られているものです。

施工を依頼するお客様は、現地調査の段階から修理業者と顔を合わせる機会があります。そのときに、気持ちのいい応対やマナーを持って接してくれるかどうかを見てみましょう。

職人には技術ももちろん大切ですが、マナーがよく、相手の立場に立って施工してくれる業者を見つけたいものです。相手の立場に立って考えられる業者であれば、お客様の雨漏りの悩みにも寄り添って解決しようとしてくれるでしょう。