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「雨漏り」と「雨漏れ」の違いとは?正しい表現・意味・使い方を建物トラブルの視点で解説

日常では混同しがちな「雨漏り」と「雨漏れ」だが、正しいのはどっち?意味の違いや使い分け方を確認しよう。

住宅トラブルのなかでも特に身近な「雨漏り」。ところが、インターネット検索や会話のなかで「雨漏れ」という表記を見かけることがあります。
実はこの「雨漏れ」、意味的には「雨漏り」と同じですが、文書表現や業界用語としては適切とはいえない場合もあります。
この記事では、「雨漏り」と「雨漏れ」の違いに加えて、雨漏りの正しい意味、原因、対処方法、そして類似用語である「漏水」との違いについても詳しく解説します。これを読むことで、建物の水トラブルに対する理解が深まり、正確な情報発信や相談時に役立つ知識を身につけられます。

「雨漏り」と「雨漏れ」の違いは?|意味は同じでも使い方には明確な区別がある

「雨漏り」も「雨漏れ」も、どちらも建物内に雨水が浸入する現象を指す言葉ですが、文法的・専門的には「雨漏り」が正しい表記です。
「雨漏れ」は口語的な誤記・俗称として使われることがありますが、正式な場面では避けるのが無難です。

「雨漏り」は正しい日本語で、住宅トラブルの正式表現として使われる

「雨漏り」は、動詞「漏る」から派生した名詞で、「雨が漏れること(=建物内に浸入すること)」を意味します。
国語辞典や建築業界のマニュアル、行政文書などでも「雨漏り」が正式表記として採用されています。

「雨漏れ」は口語で見かけるが、文書表現には向かない略称的な言い回し

一方、「雨漏れ」は方言や話し言葉、インターネット上での略語的な使い方にすぎません。誤字ではないものの、業界や公的なやりとりでは誤解を招く恐れがあるため、避けたほうが良いでしょう。

「雨漏り」の定義と主な原因とは?|建物に侵入する雨水の経路と原因を理解しよう

雨漏りとは、雨水が建物の外部から内部へ浸入する現象を指します。
屋根・外壁・窓・ベランダ・配管など、さまざまな部位から水が侵入し、天井や壁にシミを作ったり、カビを発生させたりするトラブルです。

雨漏りの定義

・屋根や外壁などの隙間やヒビから雨水が建物内部へ浸入する状態
・目視で確認できないケースも多く、時間差で症状が出ることもある
・一度起きると再発しやすく、建物の資産価値を著しく下げる原因になる

主な原因の一覧

  • 屋根の劣化や瓦のズレ
    (風や紫外線で防水性能が低下し、隙間から水が浸入)
  • 外壁のヒビ割れ・コーキング材の劣化
    (外壁と外壁の継ぎ目から水が入る)
  • 雨樋・排水管の詰まりや破損
    (水が溢れ、外壁を伝って内部へ流れ込む)
  • ベランダの排水不良や防水層の劣化
    (床のひび割れや排水口の詰まりによって水が溜まる)
  • 窓やサッシの施工不良
    (サッシのコーキング不良や傾きで隙間ができる)
  • 建物の構造的欠陥や施工不良
    (新築でも防水シートのミスなどで雨漏りが起きる)

雨漏りが発生した場合の正しい対処法|応急処置から業者依頼までの流れ

雨漏りを発見したとき、まず何をすればよいのか分からないという方も多いでしょう。
ここでは、初期対応から修理完了までの一般的な流れを紹介します。

まずは水の侵入箇所を確認し、応急処置を行う

・バケツや吸水シートで漏れた水を受ける ・濡れた布類や家具は早めに避け、二次被害を防ぐ
・天井や壁が濡れている部分を写真に残しておく(後の保険申請や証拠に)

原因調査はプロに任せるのがベスト

・雨漏りの侵入経路は複雑で、素人が特定するのは難しい
・散水調査や赤外線カメラ調査など、専門技術が必要なケースが多い ・調査費用は1万〜5万円前後が相場

修理内容は原因によって大きく異なる

・簡易的なコーキング補修で済む場合もあれば、屋根や外壁の張り替えが必要なケースも
・費用相場は数万円〜数十万円と幅が広いが、火災保険が使えるケースもある

「雨漏り」とよく混同される「漏水」との違い|水の発生源と修理の範囲が異なる

「雨漏り」と似た言葉に「漏水(ろうすい)」がありますが、両者は原因や発生箇所が大きく異なります。
それぞれの特徴と違いを把握しておくことで、修理依頼や保険申請の際にスムーズな対応が可能になります。

「漏水」とは?水回りの配管設備からの水漏れを指す

・給水管・排水管などから水が漏れる現象 ・台所・トイレ・洗面台など、室内の配管が対象 ・経年劣化・配管破損・水圧トラブルなどが主な原因

「雨漏り」との主な違い

比較項目雨漏り漏水
原因雨水の侵入配管・設備からの水漏れ
発生箇所屋根・外壁・窓など室内の配管・接続部など
修理業者外装工事・屋根修理業者水道工事業者・設備業者

まとめ|「雨漏り」と「雨漏れ」は意味は同じでも表現に注意!建物トラブルには正しい知識で対処しよう

「雨漏り」と「雨漏れ」は意味こそ同じですが、正しい表記は「雨漏り」。
建築業界や公的文書では「雨漏り」が正式に使われるため、誤解や混乱を避けるためにも意識的に使い分けることが大切です。
また、雨漏りが発生した際には、放置せずに早めの応急処置と専門業者への相談を心がけましょう。
類似する「漏水」との違いも理解し、適切な修理対応・保険活用につなげてください。

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